これが厄年の呪いかもよ

随分と更新せずでごめんなさい!

まずは改めまして新年あけましておめでとうございます!

これが厄年の呪いなのでしょうか?何なんでしょう?この雪は!

クリスマスから続く大雪に随分と生活がやられてしまっていて、

荒んだ気持ちの中ではブログなど書く気も起きずで、

とは言え、まさか年末のあいさつもせずに今日まで来るとは思いもよらずで、

なんにせよ、あれもこれも全部雪のせいにして心機一転で最後まで書き続けますね!

(この間に大雪の酷使で愛用の除雪機が壊れ、新車購入のため70万の出費で泣きました!)

梵天が終わったら、厄祓いが終わったら、きっと全部が良い方に進んで、

良い風が吹いて、あたらしい春がきて、きっと僕らに幸せが訪れるはずので、

そんな風にでも思わなきゃやってられないくらいのクソみたいな毎日を、

みんなも精一杯生きて下さいね!オレも頑張る!超頑張るです!


そんな訳で12/26年末最後の作業はこんな感じで進んでいました!

めちゃめちゃ進んじゃったからババッと紹介しますね!

まずはこちら!

ん、ん、ん、これはまさか!!!

キヨちゃんの背中に輝くこの違和感ある文字列は!まさか!!

パッパラー!そうです!こちらが我らが厄祓い当日に羽織る戦闘服!!

これがロック半纏なのです!!!


まずは表面から解説です!

家紋のごとく胸に刻み込まれたのが「不良」の勲章です!

どこの世界に大事な神事の厄祓いに「不良」などと馬鹿げた文字を掲げる人がいるでしょう?

これじゃあ、絶対にふざけていると思われて仕方ないですよね!

実際にウチの親も「何考えだら!オメだば本当に馬鹿だ!」と呆れていました!

そりゃあそうだ、そりゃあそうだよ、

大人に褒められるような馬鹿ならきっとそう思うのが普通かもです!

でもね、オレは「不良」って言葉に特別な意味を込めていて、

それはこの梵天ってモノを始めた時からずーっと思っていた事で、

長くなっちゃうからわざわざ書かないけど、

詳しくはオレが一番最初に書いた挨拶文を読んで見てくださいね、

つまりはブルーハーツの言う「ドブネズミみたいにうつくしくなりたい」ってヤツで、

「写真にはうつらないうつくしさがあるから」ってヤツで、

男四十二歳の厄払い、

決して大人に褒められるような立派で優良な人間にはなれなかったかもだけど、

でもそれぞれが立派な不良として精一杯生きている訳で、

たとえばそれがエリートだからって、公務員だからって、みんな同じだと思うよ、

誰もがみんな自分の中に「不良性」を隠し持っているはずで、

みんなそれぞれがそれぞれの立場でそれぞれの人生を精一杯生きてるのが分かるからこそ、

「不良」ってオレらの合言葉を「わざわざ」胸に刻んでおきたかったんです!


そして地味だけど「藤木昭和五十五年會」の「會」って一文字!

これは「会」をわざわざ戦前文字にしたものなんだけど、

不良(ヤンキー)だからこそ暴走族なんかが愛用するこの旧文字にこだわりたかった訳で、

厄祓い当日は我々藤木の不良の「暴走」が止まらないはずだから、

これでバッチリ「不良」に意味を持たせる事ができた訳で、

これぞツッパリ、ロック梵天にふさわしいデザインなのです!


そして衝撃の背面がこちら!

ロックスターがデザインですからね、

どんな奇抜でイケてるのが出来るのかと楽しみにしていた人もいたかもで、

正直シンプルすぎて期待外れだよって人もいたかも知れないけど、

めちゃめちゃ悩んで悩んで頭が痛いくらいに悩んだ結果、

シンプルにこれが一番イケてる気がして、なのでこうなりました!

せっかくゼロから作る訳でデザイン性とかロゴマークとかもちろん色々考えたけど、

「やれる事が無限大」だとついついやり過ぎてしまうのがこういうのの落とし穴で、

なので大切な事を忘れてしまいそうだったからシンプルに、そして逆にロックに、

「厄」を「祓う」ってそれだけがこの馬鹿げた地域の呪いの目的なのだから、

それを背中に背負うってのはキリストが罪や十字架を背負っているみたいな感じと同じで、

救世主みたいなね、断罪的な隠れテーマもあったりして、個人的にかなりイケてる気がしています!


まあ何を差し置いても黒地に白文字の漢字文字の組み合わせが、

どこかイケてるブランドのパリコレ衣装みたいでクールだよね!

本当はもっと文字を小さくプリントしてもらうイメージでお願いしたはずだけど、

きっと印刷屋さんが「鬼滅の刃」を意識してしまってか、

デカデカとど真ん中にプリントしてくれてどことなく鬼滅感が強いですが、

シンプルだから着る人を選ばなくて意外と誰でも似合うからそこも良いところです!


ちなみに半纏はフリーサイズでかなり大きいサイズで、

新品につきで糊もアイロンも効いていて超絶パリパリしているので、

何度か洗濯して乾燥機に入れてワンサイズ小さくして着るのがオレ的なオススメです!

とにかく「こなれた感じ」を出した方が半纏はカッコ良いと思うので、

毎日パジャマ代わりに半纏を着て寝るのもオススメです!

これで当日まで半纏を育てる楽しみができたね!



そしてそして半纏ばかりではなくて梵天も!

ついに縫製大臣の「かなこシャン」も動き出して梵天布の縫製に入りました!

設計図をみてウムウムって感じです!


なんか分からないけどかなこシャンの指示によりシコシコ始まりました!


そしてもう1人ここで才能を爆発させている男が!

そうです!まーくんがここで大活躍!

伝説のジーンズマーケットでの修行時代に培ったミシン捌きで次々に裾上げをしていきます!


まーくん自ら持参したミッキーとミニーが付いたイケてるミシンで凄いスピードです!

実はオレはこの日こんなに作業が進むとは思っておらずで、お正月中にもう1回作業で集まる覚悟でした!

それがどうでしょう!かなこシャンとまーくんの活躍により一気に作業は進んでいきます!

それにしてもまーくんも白髪が増えたなー、梵天ではあの頃みたいに金髪にしてよ!

そしてこの時はまだ私服のみんなが・・・、

急に半纏に着替えてノリノリです!

真也の大きな背中に大きな厄祓いの文字が!

そして真也の大きなイチモツにも大きな厄祓いの文字が!(見たい人は個別に相談して)


そしてもう1人、男性陣に混じってノリノリのレディがいます!

この背中は見覚えあるなー?

一体誰でしょう?

やっぱりツマミかーい!

大好きなブルーハーツのマーシーを意識してバンダナ巻いてキメてます!

ちなみにツマミの好きなブルーハーツは「人にやさしく」です!

気ーがー狂いそーう♪ラララララララー♪だよ!

永遠の片想いの相手だったらしく憧れのキヨちゃんとペアルックで記念撮影!

ツマミ良かったね!


そんな訳でリンダリンダのスピードでどんどん作業は進みました!

最後は本体に被せて・・・、

パッパラー!とりあえずここまでの完成を祝して記念撮影!

まだまだ未完成だけど何となく形が見えてきて嬉しいね!

今日の頑張りを称えて、かなこシャンにも半纏を着てもらいました!

(いったい誰の分の半纏を着せたのでしょう?ヒント:小松です!)

わー、なんか不気味!わー、なんか怖い!新興宗教団体か何かかな?

こんな梵天見た事ないね!これなら厄年の呪いもオレらに近づいて来ないはず!

多分藤木の厄はこの梵天に恐れをなして角間川の方に逃げていく事でしょう!

角間川のみんなゴメンね!あとはよろしくね!


そんな訳でお別れは今日のロックスター!今のこの時代にこんなに半纏が似合う人っている?

昭和より全然もっと古いよね?江戸の火消しスタイルかしら?

やっぱり奉納の時くらいは裸にサラシ巻いたスタイルで突入したいよなー!

せっかくだからみんなも裸になろう!だってオレらは不良なんだから!

僕たちは健康純情不良少年だった

この物語は藤木小学校昭和55年会が42歳厄払い梵天を奉納するまでの軌跡を描いた物語である。